お寺の日々あれこれ 一覧

2024年

 

2024年新年のご挨拶と年末年始のお寺の様子

 

2023年

2023年 秋季彼岸地蔵尊大祭を行いました。

2023年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。

2023年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。

2023年春季彼岸施餓鬼会ならびに春季地蔵尊大祭と桜の開花

2023年新年の「初護摩祈願」と「初祈願会」の様子

2023年 新年のご挨拶

 

 

2022年

2022年 年末のご挨拶

2023年新年「初護摩祈祷」および「初祈願会」のご案内

2022年 秋季彼岸地蔵尊大祭を行いました。

2022年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。

2022年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。

2022年春季彼岸会ならびに春季地蔵尊大祭と桜の開花

2022年新年の「初護摩祈願」と「初祈願会」の様子

新年のご挨拶

 

2021年

2022年新年「初護摩祈祷」および「初祈願会」のご案内

2021年 秋季彼岸地蔵尊大祭を行いました。

2021年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。

2021年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。

水子さんと向き合う方へ -水子供養-

咲き始めたあじさいと4・5月の花

2021年春季彼岸会施餓鬼供養と春季地蔵尊大祭を行いました

2021年春季彼岸会施餓鬼供養と春季地蔵尊大祭のご案内

満開の桜と3月の花

持明院の枝垂れ桜が開花しました。

持明院 2月の花

動画:2021年新年特別護摩祈願

新年のご挨拶

2020年

お寺の年末大掃除その2

お寺の年末大掃除その1

動画:持明院の風景

秋季彼岸地蔵尊大祭

盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会

原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要

仏教の花・蓮の花が咲きました

草抜きと下座行

いろいろな仏さまに出会える真言宗

紫陽花の季節です。

お寺のしだれ桜が満開になりました

春季地蔵尊大祭を行いました

春季彼岸会施餓鬼供養を行いました

お寺の桜が開花しました。

春のお彼岸に向けて草抜き

持明院 2月の花

こんにちは。持明院の寺嫁です。

少しずつ春の気配を感じる日も増えてまいりました。

お地蔵さまからお墓へと行く途中の庫裏前の梅がつつましやかに咲いています。

1月末に一輪、花が開き、今はあっという間に8分咲きくらいでしょうか。見ごろを迎えています。

 

 

 

境内にあるいくつかの椿のつぼみも大きくふくらみ、いくつかは花も見られるようになりました。

 

境内裏手の小道にある蝋梅は花盛りです。

とてもいい香りがします。

 

 

 

まさに暦通り、立春を過ぎると、こうして花も賑わいを見せてきます。

昔の人はそうした季節の変化、春の訪れを繊細に感じ取っていたのですね。

過去の「寺の日々 あれこれ」一覧

動画:2021年新年特別護摩祈願

あけましておめでとうございます。

2021年1月1日0時、年明けとともに、事前申し込み頂きました皆様の御祈願を執り行いました。

本年はコロナ禍のために参拝をご遠慮いただきましたので、その様子をお伝えするため、ダイジェスト版の動画を作成いたしました。

 

 

 

仏様にむけて、住所氏名祈願内容を読み上げておりますが、個人情報保護の観点からその個所は編集し削除しております。

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

 

昨年はコロナウイルスにより、人と会う機会が制限され、当山の法会も参拝をご遠慮していただかざる負えませんでした。

 

しかしながら、このコロナウイルス騒動により、参拝いただいた多くの皆様と法会を一緒に出来る事、そして檀信徒の皆様との何気ない会話がいかに有難かったを再確認させられた一年でもありました。

 

本年も初心を忘れず、お参りの皆様の御供養御祈願事を真摯に勤め、お寺と皆様でお互いに支えあう当たり前の日常に感謝し、日々精進してまいりたいと思います。

 

 

本年も宜しくお願い申し上げます。               

 

持明院寺族一同

お寺の年末大掃除その2

こんにちは。持明院の寺嫁です。

 

持明院では、年末の大掃除をして新年を迎えます。

その様子をその1に続いて、お伝えいたします。

 

内陣の掃除を終えると、正月用のしつらえを整えます。

 

持明院では年越しと共に護摩を焚き、特別護摩祈願を行います。

その護摩の準備と・・・

 

 

本尊檀には、大きな鏡餅や精進供をお供えします。

 

こまごまとしたものは省きましたが、内陣は大体このように大掃除をしています。

 

この内陣の掃除は持明院では副住職の仕事です。

 

 

 

では、寺嫁たちは何をしているかと言うと・・・

 

内陣以外の場所をしています。

 

 

外陣や廊下、トイレ、応接室、受付、1階のホールや本堂の窓ふき、エアコン、各備品の整備、お接待の準備…などなど。日常でも清掃管理しているところですが、普段できないところまでしっかりと行いました。

 

畳を固く絞った雑巾で拭いてみると、予想以上に雑巾が護摩の煤(すす)で黒くなったりします。

畳を水拭きした後は、細かな畳の屑が出るので仕上げに掃除機で綺麗に。

電球の上を綺麗に。

 

 

 

 

正月ならではといえば、玄関や応接室に花を生けたりもあります。

 

 

そのほかでは、六地蔵様や庭のお掃除、お墓の草抜きなど、寺族総出で行っています。

 

 

 

こうして、新年を迎える準備を終えました。

 

 

本年は、想像もしていなかったコロナ禍により、生活が大きく変わった一年でしたが、その中でも変わらない皆様との温かなつながりと、今までのありがたさを噛み締めた一年でした。

誠にありがとうございました。

 

 

皆様どうぞよいお年をお迎えください。

お寺の年末大掃除その1

こんにちは。持明院の寺嫁です。

 

持明院では、年末の大掃除をして新年を迎えます。

その様子を少しお伝えいたします。

 

まずは本尊様や護摩壇のある内陣。

 

 

 

両脇にあるお地蔵様がずらりと並ぶ壇から。

このお地蔵さまは檀信徒の皆様より奉納いただいたお地蔵さまです。

 

一体一体、筆先で優しく、一年間の埃や護摩による煤(すす)を払っていきます。

 

 

 

さらにこの壇には、真言密教を伝えた8人の高僧の尊像をお祀りしています。

こちらも綺麗に。

 

棚も綺麗に拭き上げます。

 

 

 

続いて正面のご本尊様をお祀りしている本尊檀を掃除します。

 

5色の紐「金剛線」を仏さまたちの手からほどき、下におろして・・・

 

 

ちなみにこの金剛線は仏様たちの手から屋根へと続き、屋根のてっぺんにある宝珠につながっています。

これは宝珠の功徳を本尊様やお祀りしている仏様や五鈷杵に巡らせるためです。

本尊檀の仏様だけでなく両脇壇のお地蔵様6体にもつながっています。

 

 

 

つづいて曼荼羅を綺麗に拭きます。

曼荼羅とは密教で考えられている世界、教えを絵であらわしたものです。

仏の慈悲を描いた胎蔵界曼荼羅

仏の智慧を表わした金剛界曼荼羅

 

檀の上を拭き上げます。鏡のようにピカピカです。

 

仏様や弘法大師像なども綺麗にして、元の位置に。

 

 

 

それから護摩壇や仏器、法具なども綺麗に磨きます。

 

 

その2へ続くーーー

 

 

仏教の花・蓮の花が咲きました

こんにちは。持明院の寺嫁です。

 

今年も蓮(はす)の花が咲きました。

今年は開花がとても遅く、ようやく咲いてくれた!と嬉しさがひとしおです。

 

「仏教の花」と言えば、蓮(はす)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

透明感のある淡い色合いやふっくらと繊細で優しげな姿

キラキラと輝く水玉を乗せた大きな葉

 

泥の中から泥に汚れず、すっと長い茎をのばして大きな美しい花を咲かせる様はとても神秘的で美しく、その姿を仏教の目指すところ【「泥=不浄」「大輪の花=解脱・涅槃の境地」】と重ね合わせたのもよく分かります。

 

 

仏教の中で最もよく目にするのは仏様の台座・蓮華座かと思いますが、実はそのほかにも、真言宗の護摩行に使う護摩壇の四隅や常花や曼荼羅など様々なところに蓮が登場してきます。

御大師像の蓮華座

護摩壇にある5色の蓮のつぼみ

常花

また仏教の教えでも蓮が例えに用いられることが多々あります。

蓮にまつわる話はあまりにも多いので、また別の記事でご紹介させていただきますが、それくらい蓮は仏教にとって特別な花とも言えます。

 

 

 

数年前、朝の庭掃除をしていると通勤途中の男性から「咲きましたね。毎朝楽しみにしていました」とお声掛けいただき写真を撮っていかれたことがありました。
寺に嫁いで間もなくの事でしたが、貴重な瞬間を心待ちにしてくださっている方がいて、開花を喜んでいただけたことに寺族としてとても嬉しく感じました。


皆様もお参りの際には、その貴重な花の様子をお楽しみいただければと思います。

お盆も近づいてきましたが、今年は開花が遅く、まだまだ小さなつぼみもあるので、どうかその頃まで花が咲いていてくれたらいいなぁと願っています。

 

 

広島県新四国八十八ヶ所24番札所 

戸坂のお地蔵さん 広島 真言宗 持明院

 

 

───── お知らせ  ─────

 

毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。

11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。

お気軽にお参りください。

 

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いろいろな仏さまに出会える真言宗

こんにちは。持明院の寺嫁です。

紫陽花とともに、「アガパンサス」という花も見ごろを迎えています。

実はひっそりと、境内にいろいろな花が咲いているのです。

 

アガパンサスは、西洋では「愛の花」と言われ、自分の想いを愛する相手に伝えるときに贈る花なのだそうです。

涼しげで、すっと伸びやかな花が半球状についていて、どこから見ても美しいです。

伸びやかに四方に向いて咲く花を見ていると、なんとなく千手観音菩薩を思い浮かべました。

 

千手観音菩薩といえば、その名の通り、体から伸びる数多の手が印象的な仏さまです。

京都の三十三間堂が有名ですが、実際にお参りさせていただいた時は、その迫力に見るだけでも圧倒されました。

 

仏教における「千」は「無限の」という意味があり、「千の手」と、手のひらにある「千の眼」によって、どのような衆生をも漏らさず見つけ悩み苦しみからお救いくださる、まさに広大無限な功徳と慈悲を表した観音菩薩で、現存では真言宗のお寺に比較的多く祀られているようです。

 

というのも、「諸仏は、宇宙の真理そのものである大日如来の慈悲や智慧の働きを伝えるために、大日如来が姿形を変えたものである」という真言宗の教えから、お寺ごとに様々な仏さまを祀っているからです。

真言宗である持明院でも、原爆消失前は御本尊弥勒菩薩や歓喜天・金毘羅さんを、戦後は御本尊聖観音菩薩やお地蔵様を祀っています。

 

そう思うと、功徳が違ういろいろな仏さまに出会えるお寺巡りができるのも真言宗の魅力の一つですね。

 

広島県新四国八十八ヶ所24番札所 

戸坂のお地蔵さん 広島 真言宗 持明院

 

 

───── お知らせ  ─────

 

毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。

11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。

お気軽にお参りください。

 

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草抜きと下座行

こんにちは。持明院の寺嫁です。

先日、梅雨入り前にお墓の草抜きが終わりました。

 

草を抜くために、手をつき、地面に顔を近づけると、立っていては見えなかったものがたくさん見えてきます。

 

 

草のちいさな双葉

いろんな種類の雑草、その葉っぱの形や可憐な花

ダンゴムシや、餌を運ぶアリや、名前も知らない虫たち

おもしろい形の石ころ…

 

 

そして、それらを眺めながら草抜きをしていると無心になります。

心と頭の中がいったん空っぽになって、それからいろいろと考えが巡り、不思議とすっきりとその考えがまとまるのです。

終わってみると、「あ~、なんか(境内も頭の中も)すっきり。気持ちがいいなぁ」となります。

 

きっと多くの方が掃除をすると同じような気持ちになったことがあるのではないでしょうか。

 

 

 

仏教では掃除のことを別名「下座行」と言い、修行の一つとしています。

 

掃除はその場の景観をきれいにするだけでなく、自分の心をも磨き、清めるからです。

 

掃除は一度しても、また汚れてくるので何度も何度も繰り返しする必要があります。

(我が家のように・・・!)

 

 

同じように心にも繰り返し掃除が必要です。

いろいろな経験を重ねる中で心にも垢や塵がたまってしまいます。

小さなことでイライラして不満をもったり、高慢になったり、自分を低く評価されたことに情けなさを感じ涙したり…

 

 

掃除に無心になって取り組むと

「あっ、こんなところにも汚れがあった」

「ここはもっとこうしたらきれいになるんじゃないかな?」

と、様々な気づきが生まれますが、

 

それと同じように自分自身に対しても

「こんなことで不満を持ってしまった。自分は高慢に思い上がっていた。」

「もっと考え方を変えたら不満や高慢さを抱くことがなくなるのでは?」

などなど、自分の内面を振り返り気づける静かな時間にもなるので、掃除は心の垢を見つめ直す機会になります。

そして、それを定期的・継続的に続けていく…

(それが一番大変なのかもしれません)

 

 

掃除は、心を整え軽くする時間。

そう思うと季節ごとの草抜きも楽しみに思えてきます。

 

広島県新四国八十八ヶ所24番札所 

戸坂のお地蔵さん 広島 真言宗 持明院

 

 

───── お知らせ  ─────

 

毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。

11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。

お気軽にお参りください。

 

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