投稿者「jimyouin.24」のアーカイブ
2022年新年の「初護摩祈願」と「初祈願会」の様子
こんにちは。持明院の寺嫁です。
2022年1月1日0時、年明けとともに護摩行を行い、事前申し込み頂きました皆様の御祈願を執り行いました。
また、昨年年末から本年の3が日にかけてはコロナウイルスの感染状況が落ち着いていたこともあり、感染対策を講じたうえで、2年ぶりに初祈願へ皆様にご参拝いただくことができ、賑やかなお正月を過ごすことができました。
持明院の初祈願ですが、当山のご本尊様「聖観世音菩薩」「厄除大師」「当山鎮守 四天王」「地蔵菩薩」そして各自の「ご先祖様」に、
旧年中の大難を小難に小難を無難に過ごさせて頂いたお礼と、
新年を迎えるにあたり、新たな一年を家族一同が大過無く、安らかに過ごせるようにお願い申し上げる大切な新年の行事です。
家内安全・交通安全・商売繁盛 身体健康・病気平癒・老後息災・厄除祈願・合格祈願・良縁祈願 などなど
お願い事はなんでもです。ちなみに現在妊娠中の筆者ですが、安産祈願もいたしました。
そして、この初祈願はご家族で小さなお子様を連れてお参りくださる機会が一番多い行事でもあります。
小さかったお子様が、立派な社会人や大学生になられても変わらずお参り下さる事が寺族として嬉しい事でもありますし楽しみでもあるのです。
今年も多くのご家族が、お供えの花を手に、ご先祖様へのあいさつや祈願をされていかれました。
お墓やお地蔵様、合同墓も色とりどりの花でいっぱいでとても清々しく、ご先祖様方も喜んでおられるように感じられます。
コロナで様々な事が変わりゆく中で、
一年の終わりと始まりに、命を紡いで来て下さったご先祖様に、またいつもお守りくださる仏様に菩提寺のご本尊様に感謝する気持ちを持つ事をこれからも絶やしてはならないと改めてかんじさせていただいた初祈願会でした。
そして、持明院としてこのような仏縁を絶やしてはならないと改めて気を引き締め一年間精進して参りますので宜しくお願い申し上げます。
2022年 新年のご挨拶
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
昨年は引き続きコロナウイルス感染拡大防止のために、人と会う機会が制限され、当山の法会も参拝をご遠慮していただかざる負えませんでしたが、次第に状況が落ち着いてきたこともあり、少しづつご参拝いただく機会も増え、皆様方とお会いできる喜びを再び感じることのできる一年でした。
本年は壬(みずのえ)寅年にあたります。
大変昨年に残された課題の解決に向けて取り組み、新たな芽吹きを生み出す、成長を目指し活動を始めるのに最良な建設的な年となります。
まだまだ楽しい事ばかりではないかもしれませんが、謙虚さや謹みを忘れず持ち、「おかげさん」の気持ちを胸に、新たな飛躍を目指す年にしたいと思います。
皆様方におかれましても、新たな芽吹きや喜びの多い年になりますことを、心よりお祈り申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
持明院寺族一同
2022年新年「初護摩祈祷」および「初祈願会」のご案内
2022年新年「初護摩祈祷」および「初祈願会」のご案内
広島県新四国八十八ヶ所24番札所
戸坂のお地蔵さん 真言宗 持明院です。
毎年恒例の「新年初護摩祈祷」「新年初祈願会」を下記の通り厳修いたします。
記
新年初護摩祈祷
令和3年12月31日 23時50分~
新年初祈願会
令和4年1月1・2日 10時~16時
令和4年1月 3日 10時~12時
※1月3日は例年より早めに初祈願を終えさせていただきますので、ご了承ください。
※本年は新型コロナウイルス対策として、一階の慈光ホールにて受付と祈願会勤めまでの待合所を設ける事といたしました。初祈願会お参りの際にはお間違いなく、最初に一階の慈光ホールにおいで下さい。
※密集を避けるため、一回の祈願会お勤めに際し十五人までの人数制限を設けさせていただきますのでご了承ください。
(ただし、ご家族または同族のご親族だけのお勤めであればその限りではありませんので、お知らせください。)
※なお新型コロナウイルス緊急事態宣言が出された場合、檀信徒の初祈願会への参拝は中止とさせていただきます。
その場合は当日か前もってお申込みいただき、初祈願は寺族のみでお勤めし後日「御札」をお送り致します。
申し込みにつきましては郵送やお電話にて事前申し込みまたは当日一階にて受付させていただきます。
申込内容
各種ご祈願・厄除開運特別護摩祈願
- お名前
- ご住所
- 祈願の内容(家内安全・病気平癒・身体健康・良縁成就・合格祈願 など)
- 祈願の対象となる方の数え年
・初祈願布施 一家族 五千円位
・開運厄除特別護摩祈願布施 お一人 三千円
・添え護摩祈願布施 1 本 五百円
(あくまでご本尊様へのお布施ですので、この限りではございません)
初祈願とは
初祈願とは、当山のご本尊様「聖観世音菩薩」「厄除大師」「守護神 四天王」「地蔵菩薩」そして各自の「ご先祖様」に、旧年中の大難を小難に小難を無難に過ごさせて頂いたお礼と、新年を迎えるにあたり、「開運厄除・家内安全・身体健康・商売繁盛・諸願成就」など、新たな一年を家族一同が大過無く、安らかに過ごせるようにお願い申し上げる大切な新年の行事です。
特に令和4年が厄年や、真言宗の吉凶表により大凶に相当する方は、一年間の大難を小難にして、その年を大過なく過ごせるよう「厄除開運特別護摩祈願」をおすすめいたします。
「一年の計は元旦にあり」と申します。
ご家族で新年を新たな気持ちでスタートしていただければとご案内申し上げます。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
12月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
今月の一言を更新しました。
いつも感謝の生活のなか
いつも最高の人生がある
ある高僧は、これから結婚する方々への祝いとして
「幸せは他にあらず。幸せは己の心中にあり」
という言葉をいつも贈っているとのこと。
結婚の条件の中に、「優しい人」「自分を大切にしてくれる人」というのが必ず入っていますが、 裏を返せば自分も「優しく大切にしてあげる」ということ。
そう思える伴侶に感謝。
その伴侶をこの世に生んでくださった両親に感謝
そして巡り合えたご縁に感謝・・・
そう。
本当の最高の幸せとは、頂いた幸せを「ありがたい」「幸せ」と思える自分の心の中にあるのです。
「おかげさん」
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
11月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
今月の一言を更新しました。
どん底の
そこが新たな
出発点
人間、生きていれば苦しいことも多くありますが、
心持ち一つで良くも悪くも変われます。
苦しい時こそ、前向きな心持ちで生きていくことが
明るく生きていく秘訣です。
今月の一言を更新しました。
今と心で 念(ねん)と読む
苦しい今が 正念場
人間いい時もあれば悪い時もあります。
楽な時もあれば苦しい時もあります。
良い時は何もしなくても、良い事が向こうからやってきます。
悪い時は何をしてもだめ…良い事は素通り、はたまた逃げていきます。
でも、人間悪い時が正念場
辛抱【忍辱(にんにく)】と
努力【精進(しょうじん)】
そして
冷静【禅定(ぜんじょう)】な
判断【智慧(ちえ)】
で乗り切れば明るい未来が待っています。
ただ、常日頃から
自分を律し【持戒(じかい)】
人にやさしく親切【布施(ふせ)】
に接していなければ、いざという時、良い事もやってきませんよ。
2021年 秋季彼岸地蔵尊大祭を行いました。
2021年 秋季彼岸地蔵尊大祭を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
2021年9月23日午前11時から、本堂において秋季彼岸地蔵尊大祭を執り行いました。
多くの供養・祈願のお申し込みを賜り、皆様方に代わりまして御本尊「観音さま」ならびに「お地蔵さま」に心よりご供養・ご祈願させていただきました。
また、ご供養・ご祈願とともに、コロナ禍が一刻も早く終息することも祈願いたしました。
お申込みいただきました皆様には「身代わり地蔵尊」のお札などを送付させていただいております。
例年であれば、お参り頂いた皆様と大数珠繰りを行い、また日頃の感謝を込めて手打ちそばのお接待をご用意しており、賑やかな一日になるはずでしたが、今年度も残念ながらコロナウイルス感染予防のため法要へのご参加をご遠慮いただいたため、境内も閑散とし静かな法要となりました。
しかしながら、当日は今までの残暑が嘘のような爽やかな秋晴れのとなり、無事に秋の行事を終えることができました。
これもひとえに、皆様方の日ごろの篤信の賜物と感謝申し上げる次第でございます。
次第に肌寒くなってまいりましたが、いまだ、コロナウイルス終息も見えぬ折柄、どうか皆様お体ご自愛くださいますようご祈念申し上げます。
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
9月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
今月の一言を更新しました。
お互いに
助け合うのが 人の道
人という字は、人が支えあって出来ています。
これを四文字熟語であらわせば「相互扶助」
また真言宗では「相互礼拝 相互供養」と言い、これは
お互いを尊重し
お互いの存在を認め合い
思いやりの心で接し
助け合う
という意味です。
人は一人では生きていけぬもの。
お互いが助け合ってこそ人の道。
いつも心の中に「お互い様」「おかげさま」の気持ちを忘れずに・・・
2021年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。
2021年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
2021年8月15日午前10時から、本堂において盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。
密にならないよう対策を取ったうえで法要を無事終えることができました。
今年は、境内の蓮の葉を使って、「水の子」というお供えをしました。
これは、洗ったお米と小さく切った旬の野菜(ナス、キュウリ)を水に浸し蓮の葉に乗せたものです。
餓鬼道は、生前、他の者に分け与えず、自分のみ貪欲にものを欲した強欲な者が陥る六道のうちの一つで、餓鬼になると口から火を噴き喉は針のように細く、飢えと渇きでどんなに食べ物を欲しても、目の前の食べ物は燃え尽き、喉も通らず、食べることができないという苦しみを味わいます。
その餓鬼にお供えするのが「水の子」です。
水に浸した洗米と小さく切ったナスやキュウリは、そうした餓鬼でも食べられるようにという心遣いからでしょうか。
「施餓鬼」とは、先祖供養とともに餓鬼にも施し供養することで、ご先祖様とともにご供養なさったご自身にもその功徳がめぐってまいります。
皆様方のご先祖様、そして皆様方に功徳がめぐるよう懸命に勤めさせていただきました。
このような時節柄ではありますが、一日も早くかけがえのない平穏な日常が戻りますように、お祈り申し上げます。
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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2021年原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。
2021年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
8月6日午前8時15分
半鐘を打ち鳴らし、原爆投下や戦災によって亡くなられた物故者に黙とうを捧げ、慰霊法要を執り行いました。
昨年は、持明院がかつて爆心地から500mほどのところにあったこと、持明院にまつわる原爆の被害や、旧広島市立高等女学校の先生と生徒さん達との関係、そして当院の本尊様のお話をお伝えさせていただきました。
(過去ページ:原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要(2020年))
私はその文章の最後を、こう締めくくりました。
戦争によって生まれた多くの悲しみや原爆の悲惨さは、
平凡な生活の中に起きた現実であり、
決して過去の出来事として忘れ去ってはならない
それは広島市に嫁いでから、ひどくそれを実感したことがあったからです。
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私は、広島県の隣県、山口県の出身です。
副住職の話によりますと、広島県では平和学習に多くの時間を割き深く学習してきたそうですが、山口県で育った筆者としては隣県ではありますが、残念ながらそれほど多くの時間を平和学習に割いていた記憶がありません。
世界で初めて投下されたその爆弾がどれほどの悲劇を生み出してきたのか…
もちろん、それは日本人として、学び、見聞きしてきたので知ってはいますが、
—身近に感じていたか
というと、やはり大きく「はい!」と言えるほど実感は伴っていませんでした。
そんな中、「この悲劇は平凡な日常に起きた現実だったのだ」と深く実感した出来事が二つありました。
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一つは、ご縁をいただき、広島市にあるお寺に嫁いだこと、そして主人(副住職)の曽祖父が原爆で亡くなっている、ということです。
嫁いで間もなく、境内にある幾多のお墓に同じ日付、「昭和二十年八月六日没」の文字が刻まれていることに気づきました。
そして、嫁いだ最初の夏、8月6日の法要の後、住職(父)と母が、原爆で亡くなった1945年当時の住職(曾祖父)の話を聞かせてくださいました。
「身内」が原爆で亡くなった、ということは、「物語」から「現実」へと強く私をいざないました。そして、命は助かったものの、戦後一瞬にしてすべてを失い、残された祖父母の壮絶な戦後にも思いをはせました。
今、自分がここにあるのもすべてが、その過去とつながっているのだと思うと感慨深く感じました。
二つ目は、昨年、NHK広島放送局が企画した、被爆75年企画「1945ひろしまタイムライン」を見たことです。
これは、戦争の記憶が薄れつつある中、若い世代に被爆体験を継承し、戦争の時代の社会状況についてリアリティーをもって伝え、考えていただくことを目的とし、当時を生きた3人(新聞記者の一郎さん、主婦のやすこさん、中学1年のシュン君)の実際の日記をもとに、もし当時Twitterがあったらどんなツイートをするか、という発想で行われたものです。
8月6日までは、「戦時下での日常」がツイートされていました。
それだけでも興味深く読んでいたのですが、8月に入ってからはドキドキが止まりませんでした。
ついに迎えた8月6日の朝は、もう心臓が喉から飛び出しそうなほどでした。
特にシュン君は、その日の早朝より、先生から頼まれたお使いのため、疎開先から広島市内に向かうことになっていたのも、筆者の緊張を大きくしていました。
8時15分、副住職が打ち鳴らした半鐘を聞くと、筆者の頭の中は1945年のあの時にタイムスリップしました。まさに、企画の意図通り、筆者は実に強いリアリティをもってこの日この瞬間を迎えました。
それ以降、8月6日の3人のツイートには、時間とともに、大きな混乱と、そして地獄の描写が続きます。
日常の中に、たくさんの死体や全身が爛れながらも彷徨い苦しむ人々、未知がゆえに生まれる大きな不安や混乱が突如、嵐のように舞い込みます。
この企画はツイートという「時間軸」を作ることで、筆者の中に、今まで見聞きした「物語」から、「現実」と「臨場感」を強い色彩をもって加えました。
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今年も迎えた8月6日。
刺すような強い日差しと晴れ渡った広い青空。
76年前もこんな青空だったのかな…と、見上げた青空に、当時は爆音とともに突如としてこの青空に現れた、謎のきのこ雲から始まった非日常に思いを馳せ、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに当たり前のように過ごせる今日の平和な日常を感謝しました。
戦争によって生まれた多くの悲しみや原爆の悲惨さは、
平凡な生活の中に起きた現実であり、
決して過去の出来事として忘れ去ってはならない
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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今月の一言を更新しました。
ご先祖さまが
年に一度の お里帰り
家族そろって おもてなし
いま我々がこの世に存在するのは
大自然の大きな命とご先祖様のおかげ
ということを忘れてはいけません。
ご先祖さまなくして我々は存在しえないのですから…
そのご先祖さまは普段は千の風に乗ってどこかに旅立たれていたとしても、お盆には故郷の我が家に、我がお墓にお里帰りされます。
日頃、日々の生活に追われ、私たちを育んでくれている大自然。
またこの世へ生まれさせていただいたご先祖さまへの感謝も忘れがちですが、せめてお盆くらいは家族そろって感謝の気持ちを伝えたいものです。
水子さんと向き合う方へ -水子供養-
水子さんと向き合う方へ -水子供養-
水子供養
このページをご覧になっている方は、
きっと、今ご自身の心に抱えていらっしゃる悲しみと、
どう向き合えばよいのか憂いに沈んでいらっしゃるのだと思います。
一度ご自身の体に宿った命とお別れするまでの月日には、
幸せや希望、苦しみや悩み、いろいろな気持ちを
お腹の中のお子様と過ごされたことと思います。
そして、お別れしたことによってご自身の心には、
なにものにも埋められない大きな穴がぽっかりと空き、
自分の体の中に宿っていた命だからこそ抱える、
言葉にはできない想いを感じてらっしゃるのではないでしょうか。
虚無感や悲しみや後悔など、深く暗い感情とどう向き合っていけばよいのか、
苦しまれておられる方も多いかと思います。
そしてパートナーの方やご家族の方も、
ご自身と、そして失われた小さな命と母の悲しみを抱え、
傷心されていることと思います。
しかしながら、その悲しみ苦しみは、
お別れするまでに過ごした月日を大切に思われていた証です。
どのような過程や結末であったにせよ、
お腹の中にいたお子様に深い愛情を注いでいたから悲しみを感じるのです。
どうかその大きな悲しみを、
お子様への深い愛情を表す想いや言葉に変え、
水子となられたお子様へその愛情を捧げてください。
「いつまでも一緒だよ」
「大好きだよ」
「たくさんの幸せをありがとう」
「私を成長させてくれてありがとう」
と、悲しみを感じるほどに深く愛したその気持ちを
お子様にお伝えください。
それがお子様への供養となります。
そして何より、現世に生きるお母さんやパートナーやご家族の方々が、
前を向き、明日を生きることが大切です。
きっと水子となられたお子様もそれを望んでいます。
「無償の愛」と聞くと親から子へ注がれる愛情を思い浮かべやすいですが、
たとえどんな親でも慕い続けてくれる子供こそ
「無償の愛」を体現している存在だと感じます。
きっと水子となられたお子様も、
お母さんやお父さん、家族の幸せを願っています。
お地蔵さまと水子供養
元来、日本の仏教は、仏教が伝わる以前より人々に信仰されていた自然やそれにまつわる神
そして土着の風習など民間信仰・民俗文化と結びついて、日本独自に発展し、人々の心に寄り添ってきました。
中でも「お地蔵さま」は、そこここの道端に立ち、あの世とこの世を見守る、
最も私たちの生活の中に溶け込んでいる身近な仏様と言えます。
「地蔵」という名前は、サンスクリット語でクシティ・ガルバと言い
クシティ=「地」=「大地」
ガルバ =「蔵」=「胎内、子宮」
という意味があり「大地の母胎」を意味しています。
大地が全ての命を生み育む力を蔵するように、
その無限の大慈悲の心で苦悩の人々を包み込み、救う所から名付けられたとされています。
お地蔵さまは六道全ての人々をあらゆる苦しみから救おうと決心された菩薩様で、
特に最も弱い立場の人々を最優先で救済してくださるとも言われています。
水子となった子供たちは、泣きながら賽の河原で石を積み上げては鬼に崩され、苦しみの中にいると言われています。
鬼たちに苦しめられているそのか弱い水子の子供たちをそこから救い、成仏へと導いてくださる仏さまとして信仰されてきました。
お地蔵さまと真言宗
真言宗では、仏や菩薩などは、
さとりを開いたり、さとりを求める「人」ではなく、
宇宙(法界)の真理そのもの「法」を意味しています。
その「法」を身体的イメージとしてとらえられているのが仏や菩薩です。
真言宗の本尊である「大日如来」は「宇宙の真理そのもの」であり、
全ての仏さまは大日如来より生まれ、大日如来の徳をそれぞれが分担し、
またその働きも大日如来の徳の顕現であると説かれています。
つまり、真言宗の教えでは、
観音様も阿弥陀様もお地蔵様もすべての仏さまは、
大日如来の慈悲や智慧の働きを伝えるために、大日如来が姿形を変えたものである、
ということで、真言宗ではお寺ごとに様々な仏さまが祀られています。
古くから水子さんを救ってくれると信仰されてきたお地蔵さまが真言宗のお寺で多く祀られているのもそのためです。
お地蔵さまと持明院
生命の尊厳や霊に対してあまりにも無関心な現状を深く憂い、供養をおろそかにしての真の「生命尊重」はありえないこと、
また生きとし生けるものの悩み苦しみが少しでも軽くなればとの願いから
昭和52年(1977年)に多くの方の御寄進を得て建立されました。
個別での水子供養のほか、、毎月24日のお地蔵様の縁日には、11時より護摩を焚き、お参りされた方々の水子供養を行っております。
(詳しくは年間行事または法事・水子供養・祈願をご覧ください。)
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
7月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
今月の一言を更新しました。
赤ん坊に知恵がつき 人となり
人に智慧がつき 仏となる
「知恵」は知識
「智慧」は知識の使用方法
その場その場にあった正しい使い方のこと
人はこの世に生を受け、成長するにつれ、いろいろな知識(知恵)や智慧を身につけながら大人になります。
その身につけた知識や智慧をどう使うかによって
善人にも悪人にもなるのですが、
世のため人のために使えば
仏になれるのです。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
6月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
感謝は感謝を呼び
不平は不平を呼ぶ
感謝をすることは、相手や物事にありがとうと言う気持ちを持つことです。
不平とは、感謝の心を忘れ、愚痴や不満を持つことです。
感謝の気持ちを持って相手に接すれば、おのずと相手もありがたい気持ちになり人を惹きつけます。
不平を持って相手に接すれば、おのずと相手も愚痴や文句を述べる人が集まります。
心穏やかに日々を過ごすためには、現在の自分は様々なご縁や物事に支えられて生きていることを確認して、相手に対して感謝の気持ちを忘れずに生活することが大切です。
今月の一言を更新しました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
5月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
咲き始めたあじさいと4・5月の花
咲き始めたあじさいと4・5月の花
こんにちは。持明院の寺嫁です。
境内のあじさいがちらほらと咲き始めました。
今年は5月のカラッとした半袖で過ごせるほど暑い春はほとんどなく、例年より3週間も早く梅雨入りしてしまいました。
あじさいは今はまだ小さく、数も少ないですが、梅雨時期の暗雲の中にも彩を添えてくれています。
これからたくさんの大きな花を咲かせ見頃を迎えるところです。ぜひお参りの際にはご覧ください。
遅くなりましたが、花盛りの4月5月にもいろいろなお花が、裏手の小道沿いや境内に美しくかわいい姿を見せてくれていました。
少しご紹介させていただきます。
スノーフレーク
シャガ
花ずおう
つつじ
すずらん
花盛りの春も過ぎ、過ごしやすい季節から次第に夏の気配も時々感じるくらい、暑い日もでてきました。
なかなか収まらないコロナ禍ではありますが、皆様どうぞご自愛くださいませ。。
広島県新四国八十八ヶ所24番札所
戸坂のお地蔵さん 広島 真言宗 持明院
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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自然があり隣人があり
その中に自分がある
自分一人が生きているつもりでも、多くの人や物に支えられています。
人間も自然の中の生き物。
たくさんの物や人に囲まれて生きています。
それを自分一人で生きているという傲慢で身勝手な考え方が、自然を破壊したり、人との調和を乱したりするのです。
自分一人で生きているのではなく、多くの人や物に生かされていることを自覚し、協調することが、自他ともに幸せになる事なのです。
今月の一言を更新しました。
洗えば戻る清らかさ
心の生地を大切に
完璧な人なんて、この世にはいやしません。
人には言えぬことの一つや二つ、心の奥に仕舞いこんでいるものです。
その心をたまには洗ってやらないと、汚れが染みついて落ちにくくなります。
私たちが毎日身に着けるものを綺麗に洗濯するように…
自分を振り返り、反省したり、懺悔したり…
自戒の心を持つということは、心の洗濯をし清らかにすることなのです。
今月の一言を更新しました。
2021年春季彼岸会施餓鬼供養と春季地蔵尊大祭を行いました。
2021年春季彼岸会施餓鬼供養と春季地蔵尊大祭を行いました
こんにちは。持明院の寺嫁です。
春のお彼岸の中日にあたる3月20日に春季彼岸会施餓鬼供養を、また3月21日に春季地蔵尊大祭を執り行いました。
この度もコロナウイルスの感染拡大を考慮して法要への参拝はご遠慮させていただき、僧侶のみで勤めさせていただきました。
皆様方に代わり、お申込みいただきました先祖・水子の供養や御祈願を、ご本尊「観音さま」と「お地蔵様」に心よりお願い申し上げ、お勤めさせていただきましたので、ご安心いただければと思います。
寺内にて春の行事を無事終えることができましたのも、ひとえに皆様方の篤信の賜物と感謝申し上げます。
桜も開花し、いよいよ春本番と言う今日この頃ですが、当日は共にあいにくの天気で、満開の枝垂れ桜も散りはじめ、このコロナ禍で大変な状況を、まるで御仏様が悲しんでおられるかのようでした。
早くコロナウイルスの感染拡大が収まり、平穏な日々が訪れるように…
コロナ禍終息も見えぬ折柄、どうか皆様方におかれましても、お体ご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
広島県新四国八十八ヶ所24番札所
戸坂のお地蔵さん 広島 真言宗 持明院
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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2021年春季彼岸会施餓鬼供養と春季地蔵尊大祭のご案内
2021年春季彼岸会施餓鬼供養と春季地蔵尊大祭のご案内
広島県新四国八十八ヶ所24番札所
戸坂のお地蔵さん 真言宗 持明院です。
毎年恒例の春季彼岸会施餓鬼供養と春季地蔵尊大祭を下記の通り厳修いたします。
ただし例年ですと、春季彼岸会施餓鬼供養ではお弁当のお接待、また両日ともにお参りいただきました皆様と大念珠繰りを行っておりましたが、本年も新型コロナウイルスの感染予防のため、昨年に引き続き当日の法要へのお参りは控えていただきたくお願い申し上げます。
なお、法要につきましては寺内にて僧侶のみで勤めさせていただき、お申込みいただきました方々には後日、施本ならびにお礼状をお送りいたします。
春季彼岸会施餓鬼供養
日時:2021年3月20日 11時~
場所:当山本堂にて (詳しい場所はこちら)
「檀家各家」ならびに「納骨堂」「共同墓」「もやいの碑」の先祖供養を行います。
春季地蔵尊大祭
日時:2020年3月21日 11時~
場所:本山本堂にて(詳しい場所はこちら)
護摩行にて、水子供養と家内安全などの各種ご祈願を行います。
お申込みは下記内容を電話またはファックスにて前日までにお申し込みください。
申込内容
先祖供養
- お名前
- ご住所
- 戒名またはご先祖名
各種ご祈願
- お名前
- ご住所
- 祈願の内容(家内安全・病気平癒・身体健康・良縁成就・合格祈願 など)
- 祈願の対象となる方の数え年
菩提寺の御本尊やお仏壇に手を合わせ、「ご供養」申し上げるということは、今の自分を生かしてくださっている「御仏さま」「ご先祖さま」に心から「おかげさん」という感謝の気持ちを表すことではないでしょうか。どうかこの機縁に「御仏さま」「ご先祖さま」との絆を深めていただければと思います。