投稿者「jimyouin.24」のアーカイブ
2024年 年末のご挨拶
こんにちは。持明院の寺嫁です。
2024年も残すところ、一週間ほどとなりました。
本年は辰年でした。辰年は活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だといわれているそうですが、皆様はいかがだったでしょうか?
持明院では数年前から取り組んでいた納骨堂「慈光殿」が無事に完成いたしました。
構想段階から考えると始まりは4,5年前から。
本年はその計画の申請許可がおり、工事着工、そして持明院オリジナルの桜の納骨檀が据えられ、京都の仏師の方に依頼した観音様の開眼法要を行い、ついに皆様にご案内できるようになりました。
まさに持明院としては辰年らしく「形がととのう」1年となりました。
これもひとえに総代様・檀家様をはじめ、持明院を支えて下さいました皆様方のおかげでございます。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
寒さも厳しくなってまいりましたが、どうぞ、皆様、良いお年をお迎えください。
(年末の大掃除の様子:過去記事:お寺の年末大掃除その1)
(年末の大掃除の様子:過去記事:お寺の年末大掃除その2)
今月の一言を更新しました。
み仏さま
ご先祖さまに おかげさん
まわりのみんなに
おかげさん
今年も一年が過ぎようとしていますが、どのような一年を過ごされたでしょうか。
年の瀬とは御先祖様が紡いで下さった命があって、無事に一年過ごせた事に感謝して経験した出来事を思い返し、
昨年の良い学びはそのままに、
後悔や悔いの残る学びは反省し次に生かすことを思い直す時期であり、
新年とは新たな気持ちで一年を迎える大切な節目の時期です。
今年も無事に年を越せた事を御先祖様、み仏様ご縁ある方に感謝感謝おかげさん
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
12月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
11月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
今月の一言を更新しました。
こころは天国をつくり
地獄をもつくる
宗祖空海は「仏法夫れ遥かにあらず、心中にしてすなわち近し」とおっしゃられました。
それぞれの心の中に仏さまはいる、遠いところにいるのではないのですよとの意味です。真言宗では仏さまは常に説法をして下さっていると言われております。
ラジオの電波も目には見えませんが受信機がちゃんとしていれば聞くことが出来ます。
つまり、受け取り手の我々の心(受信機)が仏様の説法を受け入れ準備が出来ているかどうかの問題なのです。
自分の心(感情)は、それぞれの考えや感情や己の都合を通して物事を判断し、感情を形作ります。怒り、常に他人から何かしてもらうことを望む心、己だけ幸せになるとの視点からではなく、様々な物事に支えられて生かされている事に気付き、他者を支えるために精進を重ね、精進の結果己が幸せになりその幸せを他者と分け合う。
そのような生き方を心がければ、己の心も安心や安らぎに満ちた仏さまの世界と同じ心待ちで過ごすことが出来て、不安や迷いに左右されない自分(自己の仏)に出会うことが出来るはずですので、意意識して生活してみて下さい。
お釈迦様は、人生の時間や物事は常に移り変わっていき止まることなく変化しているのだから、過ぎ去った過去にとらわれることに意味はなく、今を生かされている事に感謝して目の前の出来事や時間を大切に過ごす(執着を手放す)事が大事だと説かれました。
人間が成長する方法とは、過去の失敗から物事を学び、その経験を次に生かすことだと言われておりますので、
心が不の感情にとらわれたときは、自分を成長させる良い機会だと視点を変えてみてこの言葉を実践してみて下さい。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
10月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
今月の一言を更新しました。
人間は 目前の一刻一刻を
精一杯 生きるしかない
人間生きていれば、後悔や失敗したこと悲しかったことや悔しかったことがあるはずです。
そして、それらの後ろ向きな気持ち(負の感情)にとらわれ(過去の出来事に執着)してしまい、前向きな気持ちで行動することが出来なくなる時もあるでしょう。
お釈迦様は、人生の時間や物事は常に移り変わっていき止まることなく変化しているのだから、過ぎ去った過去にとらわれることに意味はなく、今を生かされている事に感謝して目の前の出来事や時間を大切に過ごす(執着を手放す)事が大事だと説かれました。
人間が成長する方法とは、過去の失敗から物事を学び、その経験を次に生かすことだと言われておりますので、
心が不の感情にとらわれたときは、自分を成長させる良い機会だと視点を変えてみてこの言葉を実践してみて下さい。
2024年 秋季彼岸地蔵尊大祭を行いました。
2024年 秋季彼岸地蔵尊大祭を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
2024年9月22日午前11時から、本堂において秋季彼岸地蔵尊大祭を執り行いました。
22日未明には、ものすごい雷雨と猛風だったので心配しておりましたが、早朝には雨もやみ穏やかな天気に恵まれ、多くの方がお墓参りにいらっしゃっておりました。
法話では彼岸期間中には是非いつもより実践したい「六波羅蜜の教え」の中の一つ、「忍辱」についてお話させていただきました。
六波羅蜜とは修行法のことで、菩薩が仏になるために必要な徳になり、私達の日常生活の中でも実践できる仏道の修行法で6つの項目があります。
皆さま「彼岸」の意味をご存知でしょうか?
「彼岸」とは「悟りの境地」のことです。
梵語では「波羅」と表現され、六波羅蜜や般若心経にも「波羅」はよく登場しています。
私たちは生きている中で日々、悩みや苦しみに直面します。
その悩みや苦しみを少しでも取り除き、心安らかに過ごせるようにするための方法=教えの一つが「六波羅蜜」です。
そしてこれが、実践しようと思っても分かっていても難しい…!
日々修行なのですが、せめて年に二回のお彼岸の時期には、御先祖様に感謝のお墓参りをして六波羅蜜の教えをより意識して実践したいものです。
詳しくはこちら:彼岸と六波羅蜜
来春彼岸には、他の項目について詳しく法話をさせていただきますので、ぜひお越しください。
多くの供養・祈願のお申し込みを賜り、皆様方に代わりまして御本尊「観音さま」ならびに「お地蔵さま」に心よりご供養・ご祈願させていただきました。
寺内にて秋の行事を無事終えることができましたのも、ひとえに皆様方の篤信の賜と感謝申し上げる次第でございます。
お申込みいただきました皆様には「身代わり地蔵尊」のお札などを送付させていただいております。
朝晩次第に肌寒くなってまいりましたが、どうか皆様お体ご自愛くださいますようご祈念申し上げます。
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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2024年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。
2024年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
2024年8月15日午前10時から、本堂において盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。
法要を通じて皆様方のご先祖様を敬う気持ちを感じとられて、ご先祖様も喜んでおられるのではないだろうかと思います。また、当院としてもありがたいお勤めをさせて頂いているなと感じました。
ご先祖供養は、今よりも厳しい時代を生き抜き、代々命のバトンを今に繋いでくれたことにたいして感謝を申し上げることです。
ご先祖様がいなければ今の豊かな現状はありません。
このお盆という期間は、それぞれのご先祖様そして先人達に思いをはせて感謝する機会にしていただければと思います。
また亡き人やお世話になった方々に感謝する「感謝」「おもいやり」の気持ちを持ってお勤めしていただければ、皆様も心安らかに過ごせるのではなかろうかと思います。
今年のお盆は大型連休でしたが、例年と変わらず多くの方がお盆お参りに来られていました。
お盆期間中は、色とりどりのお供え花と線香のにおい、そして行きかうお参りの方々の声で、墓地も賑やかでした。
今年はお盆前の8月8日に宮崎県で震度6弱があり、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
また、それに伴い8月15日まで南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)による特別な注意の呼びかけもあり、地域によっては大きな不安の中でお盆期間を過ごされた方々も多くおられた事と思います。
非常時には心の余裕がなくなりますが、お盆期間を通じてご先祖様に手を合わされて感謝しているときの心安らかな気持ちを思い出し、物や周りの人々に「おもいやり」の気持ちを持って接することを忘れずにいたいものです。
:::過去録:::
境内の蓮の葉を使った「水の子」というお供えのことと、お盆に先祖供養をするようになった由来についてご紹介させていただきました。
(2022年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。)
「施餓鬼」について、ご紹介させていただいています。
(2023年盂蘭盆会施餓鬼お位牌供養法会を執り行いました。)
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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2024年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。
2024年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
79年目を迎えた8月6日午前8時15分
半鐘を打ち鳴らし、原爆投下や戦災によって亡くなられた物故者に黙とうを捧げ、慰霊法要を執り行いました。
持明院には、戦時中、建物疎開作業のために、市内に学徒動員されていた旧広島市立高等女学校の先生生徒たちの遺骨が眠る「市女の慰霊碑」があります。
前日の5日には、我が家の子供たちに
原爆によって一瞬で失われた、そして苦しみながら亡くなっていった多くの人たちがいて、境内には戦争のために働いていた子供たちの慰霊碑があって、明日ご供養するために法要を行うから、安らかに眠れるよう綺麗にしようね
と言うことで、朝からゴシゴシと慰霊碑を綺麗にしました。
今年は79年目。来年で80年を迎えるにあたって、音楽で原爆犠牲者たちを追悼しようと被爆ピアノで戦没者・原爆犠牲者の慰霊碑市内全8区の206カ所を巡る企画があります。
2024年5月。持明院の市女の慰霊碑の前でも、被爆ピアノと合唱隊の方々によるコンサートが開かれました。
被爆ピアノの調べと合唱隊の皆様の美しい歌声が境内そして近隣へ響き渡りました。
慰霊碑は広島市内だけでも平和公園の原爆慰霊碑以外にも少なくとも206基あるそうです。2025年8月6日までにすべての慰霊碑の前で演奏を行う予定との事です。
持明院にある市女の慰霊碑は、爆心地で犠牲になられた先生生徒さんのための慰霊碑ですが(戦時中、持明院は爆心地から500mほどの所に位置していました)、中心部で原爆の被害にあった後に、治療のため各地域に運ばれて亡くなった方々も多くいらっしゃいます。
持明院近くの戸坂小学校もそうした救護所・火葬場の一つでした。
「慰霊」というと、原爆ドームや平和記念公園の印象が強いですが、
そうした中心地から外れた場所でも、
原爆投下後に被爆の被害に苦しみながら過ごした人々や、また治療のために奮闘した多くの医療関係者やご家族、尽力した市民の皆様の苦しみや悲しみがあったことを、
こうした各地に点在する慰霊碑を巡るこの被爆ピアノの慰霊碑コンサートを通じて、目を向ける機会を作られた素晴らしい企画だと思いました。
原爆ドームや平和記念公園は、「一瞬にして奪われた悲惨な世界」を物語る強いメッセージ性を持っていますが、
原爆投下後の世界には、投下された「一瞬」で終わらず、数年もの間苦しみながら亡くなった方も、亡くならずとも後遺症に苦しむ方も、我が子・我が親・我が夫・我が妻…我が家族を見送ることもできず失った喪失感、世界初の原子爆弾と言う未知ゆえからくる世間からの差別に悲しい思いをされた方などなど、「長く続く苦しみ」も多くあったことと思います。
地獄を作り出した、その「一瞬」とともに、その後に生まれた「長く続いた地獄」にも目を向けていきたいと思いました。
(過去ページ:原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要(2020年))
(過去ページ:2021年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。)
(過去ページ:2022年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。)
(過去ページ:2023年 原爆犠牲者・戦災死没者 慰霊法要を執り行いました。)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
戦争によって生まれた多くの悲しみや原爆の悲惨さは、
平凡な生活の中に起きた現実であり、
決して過去の出来事として忘れ去ってはならない
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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今月の一言を更新しました。
ご先祖さまが
年に一度のお 里 帰 り
家族そろって おもてなし
いま我々がこの世に存在するのは
大自然の大きな生命(いのち)と ご先祖さまのおかげ
ということを忘れてはいけません 。
ご先祖さまなくして 我々は存在し得ないのですから・・・
そのご先祖さまは 普段は千の風に乗って どこかに旅立たれていたとしても
お盆には 故郷(ふるさと)の我が家に 我がお墓にお里帰りされます 。
日頃 日々の生活に追われ 私たちを育んでくれている大自然
また この世へ生まれさせていただいたご先祖さまへの感謝も薄れがちですが
せめてお盆くらいは 家族そろって 感謝の気持ちを伝えたいものです。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
8月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
今月の一言を更新しました。
愛別離苦
別れと 出会いは裏表
終わりは 次への出発点
愛別離苦とはお釈迦様が説かれた苦しみの一つで、
愛する人や動物、または品物等の大切な人や物たちと別れ離ればなれになり、その別れが寂しく辛いと言う苦しみを言います。
その悲しみを受け入れるために、お釈迦様はこの世のものは常に移り変わり、形あるものは必ず朽ちて消え去る(諸行無常)と教えて下さいました。
つまり、形あるものは必ず滅びるのですから、共に過ごせる時間は実はとても尊く、大切な時間なのですよと教えて下さっているのです。
特に両親や祖父母、または友人等の親しかった方と死別してお別れしてしまう事は非常につらく悲しいものですが、視点を替えればその命を持って、命の尊さを教えて下さり、今を精一杯生きる大切さを教えて下さっているのです。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
7月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
永代供養が安心~納骨の種類~
今月の一言を更新しました。
いま生きているのではなく
生かされているのです
いま生きているのではなく
生かされているのです
生きていると思う
うぬぼれの心は
感謝の心をなくします
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
6月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
永代供養が安心~納骨の種類~
自分や子供が遠方で生活していて、今後お墓のお世話をする者がいない
子は娘ばかりで他家に嫁いだため、この先お墓を守る跡継ぎがいない
または、
自分は第2子以降の生まれのため新たにお墓を用意する必要があるが、今後子供たちの負担も考え、お墓を建立する以外にも選択肢はあるのだろうか
などなど、このページをご覧の方は上記のようなお悩みをお持ちなのではないでしょうか。
現代では核家族化が進んだことで、かつてのように”家を守る” ”墓を守る”といった脈々と受け継がれていた文化も、次第に「個人」に趣を置かれるようになってきており、お墓も「家で一基」から「個人・夫婦に一基」の時代になりつつあります。
とはいえ、墓じまいをしたその先はどうすればいいのか・・・
自分の代で新たにお墓を建てるのは高額だし、建てた後は子や孫が管理していく必要があるし・・・
そこで、そのような悩みを解決するために近年様々な納骨の形が生まれています。
ここでは、今後、納骨場所を考える際、どのような選択肢があるのかご紹介していきたいと思います。
永代供養が安心
寺院が末永く供養・管理するので、ご家族や跡継ぎがおられない方でも安心です。
永代供養とは、永代にわたって寺院がその納骨場所を管理し供養していくというものです。
まずもって、近年多くの方からご相談されることが
「お墓を守る跡継ぎがいない」というものです。
納骨場所には下記にあるように様々な形がありますが、この跡継ぎ問題を解決するためには、選ぶ納骨場所が、
長い将来にわたって自分たちで管理しなければならないのか、それともお寺で管理・永代供養してもらえるのかを確認し、寺院で管理・永代供養してもらえる場所を選ぶ必要があります。
納骨場所の種類
立地条件や好みで選ぶ最期の場所
どの納骨場所を選ぶかは、立地条件や施主様の状況や好み次第。
昔は「墓一択」でしたが、近年ではニーズの多様化が進み、納骨場所も様々な種類が生まれています。
以下では納骨場所の種類についてご紹介します。
お墓・夫婦墓
墓所と墓石を購入し、建立する昔ながらのスタイル。
墓石は時代の流れとともに往来にとらわれない新しいデザインのものも生まれています。
骨が複数基入るものから、夫婦2人分の骨が収まるだけの小型のものもあります。
基本的には、一族で管理していく必要があり、お寺で墓所の清掃などの管理や永代供養は行っていない場合が多いです。
合同碑・共同墓
既に建立してある墓碑に、合同で納骨されるスタイル。
墓所墓石の購入の必要が無く費用が納骨料のみなので、比較的安価に納骨できます。
墓碑の管理は寺院が行い、また永代に渡って供養する場合が多いです。
後継者がおられない方や経済的に不安な方におすすめです。
納骨堂
遺骨を納めるための施設。一画を購入し納骨するスタイルで、近年急増しています。
設置されている場所が屋外か室内であるか、室内の場合はロッカー式・機械式など種類があります。
また、納骨できる基数も、1基の小型のものから、複数基入るような、お墓と同じように利用できる大型のものだったり、仏様が安置され仏壇のように利用できるものなど、そのデザイン形態は様々です。
さらには、購入した一画は、お墓のように未来永劫使用可能か、それとも期限付きなのか、期限付きの場合はその後に共同墓に合祀し永代供養されるのかなどは、運営母体との契約内容により異なりますので、ご自身のニーズとしっかりと突き合わせる必要があります。
価格は納骨できる基数により大きく異なりますが、1~2人用の小型のものですとお墓よりは安価に購入できる場合が多いです。
:::持明院の納骨堂はこちら:::(準備中)
樹木葬
樹木や草花に囲まれた墓所に、自分たちで用意した墓碑を建立する、もしくは既に設置してある墓碑を選び納骨するスタイルです。
緑に囲まれているため雰囲気が良く、納骨堂とともに近年注目を浴びています。
墓所の空間デザインは場所によってそれぞれなので、お好みの雰囲気の場所を探して実際に見学されるのが良いかと思います。
価格は墓所により大きく異なります。
また、納骨堂と同じく、購入した一画はお墓のように未来永劫使用可能かどうか、また草抜きなどの管理はどうなっているのかなど使用条件は運営母体との契約内容により異なりますので、ご自身のニーズとしっかりと突き合わせる必要があります。
:::持明院の樹木葬はこちら:::(準備中)
散骨
海や山など、故人様との思いれのある場所に粉砕した骨を撒くスタイルです。
墓所や墓碑の購入の必要がないため、比較的安価ではあります。
残された方にとっては、後々に手を合わせ故人様を偲ぶ対象(お墓など)がありませんのでご家族間でよく話し合い理解を共有する必要があります。
参考ページ
墓じまいの手順(準備中)
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
5月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
今月の一言を更新しました。
人を「うらやむ」心は
禍(わざわい)のもと
人を「うらやむ」心は 禍(わざわい)のもと
それがひいては
人の幸せを「ねたむ」こととなり
やがては周囲の人を傷つけ
争いともなり
自分自身を 孤独の苦悩においやる
2024年春季地蔵尊大祭と桜
2024年春季地蔵尊大祭
こんにちは。持明院の寺嫁です。
今年は3月17日に春季地蔵尊大祭を執り行いました。
この度は檀信徒の皆様にご参拝いただき、ともに読経と大数珠繰りを行いました。
皆様方に代わり、お申込みいただきました先祖・水子の供養や御祈願を、ご本尊「観音さま」と「お地蔵さま」に心よりお願い申し上げ、お勤めさせていただきましたので、ご安心いただければと思います。
寺内にて春の行事を無事終えることができましたのも、ひとえに皆様方の篤信の賜物と感謝申し上げます。
ところで昨年は満開だった桜も、今年は一凛も開花していませんでした。
ふっくらとピンクの蕾が、しとしとと降る春雨に濡れて、淡い桜とは思えないほど深く濃い色に染まっていました。
この色を古人はなんと表現していたのだろうか、と調べてみれば…
この色が同じような色だな!と思ったのが「今様色」
今様色の「今」とは平安時代のこと。その当時の流行色だったそうです。
日本固有の伝統的な色名称は1100余(ウィキペディアより)あるそうで、かつての日本人がいかに自然を愛で、多くを感受していたか、その数から伺い知れます。
今の時代は忙しくて、ゆったりと自然を眺めながら色や風を感じたり、思案にふける時間を取ることがなかなか難しいですが、これから色彩豊かな春が来ます!
葉も花や、風に乗ってくる植物の香りや、小鳥の歌声や昆虫の羽音など、一気に賑やかになる春の空気を、足を止めて感じてみるのもいいかもしれません。
持明院の桜も彼岸が過ぎて少しづつ開花してきました。
時々、メジロが桜の蜜を吸いにやってきて、とてもかわいいです。
ぜひ、お参りの際には少し上を見上げて春を楽しまれてください。
未だ寒暖差の多い時節柄、どうぞお体ご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
広島県新四国八十八ヶ所24番札所
戸坂のお地蔵さん 広島 真言宗 持明院
───── お知らせ ─────
毎月24日はお地蔵さまとご縁を結べる縁日です。
11時から本堂にて護摩を焚き、ご供養ご祈願をしております。
お気軽にお参りください。
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今月の一言を更新しました。
寒さ和らぎ お彼岸が
節目節目の
仏道修行
一般的に仏教では
お正月
春秋のお彼岸
お盆
が、一年のうちで大きな節目にあたります。
お正月
み仏様ご先祖様に、一年を無事に過ごさせていただいたお礼と、新年を何事もなく過ごさせていただくようお願い申し上げる大切な節目です。
お彼岸
み仏様ご先祖様に、冬の間眠っていた生命の源がこのころより芽吹き始め、秋には大いなる収穫を与えてくださるよう、
また、六波羅蜜の行いが怠りなく実践できるようご守護をお願い申し上げる大切な節目です。
お盆
ご先祖様のお里帰りを家族みんなで迎え、今こうして生きている、生かされていることへの感謝のお祈りを捧げる大切な節目です。
せめて年に4回くらいは仏道修行に励みましょう。
誰にでもできる仏道修行「六波羅蜜」
お釈迦さまは誰にでもできる仏道修行として「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という六つの方法を説いておられます。
布施(ふせ)
感謝の心を忘れずにみんなに優しくしましょう
持戒(じかい)
まわりに迷惑をかけないように、決められたことを守りましょう
忍辱(にんにく)
どんなことがあっても未来の幸せを信じ、耐え忍びましょう
精進(しょうじん)
何事にも努力をしましょう
禅定(ぜんじょう)
自分の行いを反省し、どんな時にも心をしずめて冷静に
智慧(ちえ)
仏様のみ教えをよりどころとし、正しく考え判断しましょう
できればいつも心掛けましょう。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
3月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
今月の一言を更新しました。
人は煩悩のかたまり
だから進歩向上がある
それは悩みの種に
悟りの花を咲かせるか どうかによる
人間 誰しも煩悩を抱えて生きています。
それが人たる所以でもあり人間らしさでもあるのです。
また煩悩 つまり欲があるからこそ その力をエネルギーに変えて 人類の歴史は発展してきたと言っても過言ではありません。
人間として煩悩(欲)を捨て去ることは難しいので 受け入れて 良い欲(目標)にそのエネルギーを変換して生活すれば良いのです。
良い欲とは 自分のみが幸せになる事ではなく、自分と他者にもその幸せを分かち合える行いです。
悟りとは 迷いや悩み苦しみが無い状態をいいますが、
自分のみの幸せを追求(執着)するのではなく、
その手に入れた幸せを他者にもおすそ分けできれば、
自ずと人間関係からくる迷いや悩みを手放せるのではないでしょうか
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」の供養を行いました。
こんにちは。持明院の寺嫁です。
2月1日10時より、永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養を行いました。
永代供養合同墓「もやいの碑」のご供養は毎月1日10時より、もやいの碑の前で勤めさせていただいております。
当山が永代にわたり、ご供養させていただきます。
2024年新年のご挨拶と年末年始のお寺の様子
2024年新年のご挨拶と年末年始のお寺の様子
新年あけましておめでとうございます。持明院の寺嫁です。
旧年中は皆様方にお支え頂きまして、誠にありがとうございました。
年末年始には、多くの方がお墓参りをされ、墓地もお供え花で色とりどりとなり、檀家皆様のご先祖様そして当山もすがすがしいお正月を迎えております。
3が日が過ぎ、お正月のあわただしさもひと段落しましたので、ここで少し当山の年末年始の様子をご紹介したいと思います。
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いよいよ年末が来るぞ…と心の準備が始まるのは11月から。
新年行事の御案内の発送がひと段落し、次は初祈願会で必要なものを発注したりし終えたころ、寺族内で予定の打ち合わせが始まります。
電話や来客対応に備え、常に誰かが番をしなければならない寺族。
年末作業のスケジュール調整、そしてその合間を縫っての外出予定、誰がどう動くかを打ち合わせます。
12月2週目から、境内墓地の全区画の草抜き開始。冬なので少ないと思いきや、すべて終わらせるのにやはり実働7~10日程度はかかります。墓地裏にはすくすくと育った腰高くらいの草も。片足立ちになりながら、体を滑り込ませて、草をとったりします。
夏よりは体力を消耗しませんが、寒さのせいか腰の痛みが強い気がします…。
12月3週 受付及び慈光ホール、六地蔵尊と水子地蔵や合同碑「もやいの碑」および「一女の慰霊碑」の掃除。番や子守をしつつ手分けをして進めていきます。
12月24日 月例地蔵尊大祭。年内最後の護摩行です。これが終われば本堂の大掃除に着手します。
12月4週 本堂の掃除。内陣は僧侶である住職が、他残りは寺族が行います。
本堂は一見、汚れが目立ちませんが、拭き上げてみると護摩行の煤で真っ黒になります。
普段掃除が出来ない部分、内陣ではすべての仏さまのすす払いや、動かしての拭き掃除
仏様一体一体、小さな脇仏様に至るまですすを払っていくので時間がかかります。本尊様をどけてみると、ほこりの跡が… 3度拭きすれば、漆塗りがまるで鏡のように、周囲を映しだします。
外陣は窓ガラスや電球、畳や廊下の水拭き、そのほかにはトイレや欄干の水拭きや階段など外回りの掃除などなど。
磨き上げ新年用のお供えが終わると、おぉ、なんとすがすがしい…と本堂内を眺めながら清涼な空気感に浸ります。
そしてその合間を縫って、お供え物などの正月用の買い出し、そして住職はお参りや急遽舞い込む葬儀などをこなしていきます。
そして、新年を迎えます。
1月1日0:00 年明けとともに鐘を突き、護摩行を行い、事前申し込みいただきました皆様方の祈願供養を執り行いました。(初護摩祈願)
1月1日5:00 護摩行の火も落ちたところで、壇を掃除し初祈願会の準備を行います。
1月1~3日10:00~16:00(3日のみ12:00) 初祈願会
持明院の初祈願会ですが、当山のご本尊様「聖観世音菩薩」「厄除大師」「当山鎮守 四天王」「地蔵菩薩」そして各自の「ご先祖様」に、
旧年中の大難を小難に小難を無難に過ごさせて頂いたお礼と、
新年を迎えるにあたり、新たな一年を家族一同が大過無く、安らかに過ごせるようにお願い申し上げる大切な新年の行事です。
家内安全・交通安全・商売繁盛 身体健康・病気平癒・老後息災・厄除祈願・合格祈願・良縁祈願 などなど御祈願も行っています。
封筒の中には干支の根付けと吉凶が書いてあるおみくじと、お寺で用意した景品を書いたおみくじが入っています。参拝いただいた皆様に引いてもらいます。ささやかですが、福引き景品をご用意しております
本年も多くの方に足をお運び頂き、新年のご挨拶を交わす事ができ、幸甚の至りです。
今年は辰年。
この一年が皆様にとって龍のごとく強く前進する幸多き年となりますように。
そして当山も、恵まれたこの皆様方との仏縁に深く感謝し、よりお力になれるよう精進し進み続ける年でありたいと思っております。