こんにちは。寺嫁です。
梅雨に入りました6月。雨が続く日が多いですが、そんな中、持明院の境内では、大ぶりな花たちが色を添えてくれています。
その華やかな様子は、境内全体で皆様方のお墓のご先祖様や仏様にお花をお供えしているようにも感じました。
まずは蓮。
手水鉢横にあります。
今年はたくさんの蕾がついてくれました。
さらにすごく背が高い!暑さのためでしょうか。
薄く淡い花びらがとても繊細で、他の花とは一線を画す気品に満ちています。
蓮の花は早朝咲き、昼頃には閉じてしまいます。
そしてまた翌朝咲きますが、花が咲いてくれるのは2~3日程度と大変短いので、蓮を拝めるのは大変貴重な時間ともいえます。
蓮は、泥の中で深く根を張り、泥から芽を出します。
しかしながら、地上に出てきた葉や蕾には、一切泥はついていません。
そしてまっすぐにまっすぐに茎が伸びていき、大輪の花を咲かせます。
この蓮の姿が、煩悩や迷いに満ちたこの世で清らかさを保ち悟りを開く、という仏教の教えと重なり、仏教において蓮は「清浄」「悟り」の象徴として、仏様の台座や経典などなど様々なところで用いられています。
蓮の葉の上で転がる水玉も本当に美しいですね。
蓮の鉢の環境保全は、メダカちゃんにパトロールしてもらっています。
その姿もまた、涼しげです。
境内駐車場の周りには紫陽花が咲いています。
今年は少し花の付きが少なく、例年よりちょっと寂しげでした。
紫陽花の優しい色合いに癒されます。
市女の慰霊碑横にはアガパンサスも咲いています。
お参りや散歩がてら、ぜひご覧ください。