寺の日々、あれこれ

お寺の年末大掃除その2

2020/12/31

こんにちは。持明院の寺嫁です。

 

持明院では、年末の大掃除をして新年を迎えます。

その様子をその1に続いて、お伝えいたします。

 

内陣の掃除を終えると、正月用のしつらえを整えます。

 

持明院では年越しと共に護摩を焚き、特別護摩祈願を行います。

その護摩の準備と・・・

 

 

本尊檀には、大きな鏡餅や精進供をお供えします。

 

こまごまとしたものは省きましたが、内陣は大体このように大掃除をしています。

 

この内陣の掃除は持明院では副住職の仕事です。

 

 

 

では、寺嫁たちは何をしているかと言うと・・・

 

内陣以外の場所をしています。

 

 

外陣や廊下、トイレ、応接室、受付、1階のホールや本堂の窓ふき、エアコン、各備品の整備、お接待の準備…などなど。日常でも清掃管理しているところですが、普段できないところまでしっかりと行いました。

 

畳を固く絞った雑巾で拭いてみると、予想以上に雑巾が護摩の煤(すす)で黒くなったりします。

畳を水拭きした後は、細かな畳の屑が出るので仕上げに掃除機で綺麗に。

電球の上を綺麗に。

 

 

 

 

正月ならではといえば、玄関や応接室に花を生けたりもあります。

 

 

そのほかでは、六地蔵様や庭のお掃除、お墓の草抜きなど、寺族総出で行っています。

 

 

 

こうして、新年を迎える準備を終えました。

 

 

本年は、想像もしていなかったコロナ禍により、生活が大きく変わった一年でしたが、その中でも変わらない皆様との温かなつながりと、今までのありがたさを噛み締めた一年でした。

誠にありがとうございました。

 

 

皆様どうぞよいお年をお迎えください。