寺の日々、あれこれ

2024年新年のご挨拶と年末年始のお寺の様子

2024/01/04

新年あけましておめでとうございます。持明院の寺嫁です。

旧年中は皆様方にお支え頂きまして、誠にありがとうございました。

年末年始には、多くの方がお墓参りをされ、墓地もお供え花で色とりどりとなり、檀家皆様のご先祖様そして当山もすがすがしいお正月を迎えております。

3が日が過ぎ、お正月のあわただしさもひと段落しましたので、ここで少し当山の年末年始の様子をご紹介したいと思います。

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いよいよ年末が来るぞ…と心の準備が始まるのは11月から。

新年行事の御案内の発送がひと段落し、次は初祈願会で必要なものを発注したりし終えたころ、寺族内で予定の打ち合わせが始まります。

電話や来客対応に備え、常に誰かが番をしなければならない寺族。

年末作業のスケジュール調整、そしてその合間を縫っての外出予定、誰がどう動くかを打ち合わせます。

 

12月2週目から、境内墓地の全区画の草抜き開始。冬なので少ないと思いきや、すべて終わらせるのにやはり実働7~10日程度はかかります。墓地裏にはすくすくと育った腰高くらいの草も。片足立ちになりながら、体を滑り込ませて、草をとったりします。

夏よりは体力を消耗しませんが、寒さのせいか腰の痛みが強い気がします…。

 

12月3週 受付及び慈光ホール、六地蔵尊と水子地蔵や合同碑「もやいの碑」および「一女の慰霊碑」の掃除。番や子守をしつつ手分けをして進めていきます。

 

12月24日 月例地蔵尊大祭。年内最後の護摩行です。これが終われば本堂の大掃除に着手します。

12月4週 本堂の掃除。内陣は僧侶である住職が、他残りは寺族が行います。

本堂は一見、汚れが目立ちませんが、拭き上げてみると護摩行の煤で真っ黒になります。

普段掃除が出来ない部分、内陣ではすべての仏さまのすす払いや、動かしての拭き掃除

仏様一体一体、小さな脇仏様に至るまですすを払っていくので時間がかかります。

 

本尊様をどけてみると、ほこりの跡が… width= 3度拭きすれば、漆塗りがまるで鏡のように、周囲を映しだします。

外陣は窓ガラスや電球、畳や廊下の水拭き、そのほかにはトイレや欄干の水拭きや階段など外回りの掃除などなど。

磨き上げ新年用のお供えが終わると、おぉ、なんとすがすがしい…と本堂内を眺めながら清涼な空気感に浸ります。

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そしてその合間を縫って、お供え物などの正月用の買い出し、そして住職はお参りや急遽舞い込む葬儀などをこなしていきます。

 

そして、新年を迎えます。

1月1日0:00 年明けとともに鐘を突き、護摩行を行い、事前申し込みいただきました皆様方の祈願供養を執り行いました。(初護摩祈願)

1月1日5:00 護摩行の火も落ちたところで、壇を掃除し初祈願会の準備を行います。

1月1~3日10:00~16:00(3日のみ12:00) 初祈願会

持明院の初祈願会ですが、当山のご本尊様「聖観世音菩薩」「厄除大師」「当山鎮守 四天王」「地蔵菩薩」そして各自の「ご先祖様」に、

旧年中の大難を小難に小難を無難に過ごさせて頂いたお礼と、

新年を迎えるにあたり、新たな一年を家族一同が大過無く、安らかに過ごせるようにお願い申し上げる大切な新年の行事です。

家内安全・交通安全・商売繁盛 身体健康・病気平癒・老後息災・厄除祈願・合格祈願・良縁祈願 などなど御祈願も行っています。

封筒の中には干支の根付けと吉凶が書いてあるおみくじと、お寺で用意した景品を書いたおみくじが入っています。参拝いただいた皆様に引いてもらいます。

 

ささやかですが、福引き景品をご用意しております

 

 

本年も多くの方に足をお運び頂き、新年のご挨拶を交わす事ができ、幸甚の至りです。

今年は辰年。

この一年が皆様にとって龍のごとく強く前進する幸多き年となりますように。

そして当山も、恵まれたこの皆様方との仏縁に深く感謝し、よりお力になれるよう精進し進み続ける年でありたいと思っております。

 

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